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ロードスター NB6C 平成10年式 A/T
車検整備でいろいろとメンテナンスが必要でした。
ロードスターNB型では
NB6C 1.6L 5MT
NB8C 1.8L 6MT
で構成されてました。どちらもATの設定はあります。
今回の修理車両は1600ccのATです。
メンテナンス項目
- リアブレーキパット交換
- エンジンオイル漏れ
- 冷却水漏れ
- エンジン回転不安定
1,リアブレーキパット交換
ロードスターのリアブレーキキャリパーはサイドブレーキ兼用タイプです。
ブレーキパット交換ではキャリパー裏の14ミリのキャップボルトを取り外して六角レンチを使用して反時計回りに回転させピストンを戻します。
リアブレーキパットの他アタッチメントも同時交換しました。
パットの背板部分が錆でボロボロでした。
リアブレーキパットはTOKIKO製を使用しました。
取り付け後は先程緩めた6角を目いっぱい締め込み90度から180度戻し引きずりがない事を確認しながら調整します。
元通りに組みつけてパット交換はおしまい。
MKカシヤマ マツダ ロードスター(NB6C)リアブレーキパット D3117M
2,エンジンオイル漏れ
A/T下までオイルが漏れだしていました。漏れをたどっていくとヘッドカバーパッキンとカムリア側のメクラキャップから特にひどくオイル漏れしてました。
右の写真を後方から撮ると、、、
オイルシールのようなキャップ状になっています。ここからオイルが漏れだしていました。
パーツNOは、KLG4ー12-603
カムシャフトキャップシールとかオイルシールキャップなどの名称で出てます。
ヘッドカバーパッキンを取り換える際は同時にキャップシールも交換しておくのが得策だと思います。
4,冷却水漏れ
ラジエーターのキャップ下周辺にクラック(ひび割れ)がありそこからクーラントが漏れた跡がありました。リザーブタンクは空になってました💦
見る人が見ればわかると思いますがラジエーターのこの変色具合は劣化している証拠です。
ラジエーターは修理も可能ですが社外の新品パーツで交換します。
KOYORAD製を使用しました。ラジエターキャップも同時交換です。
左が新品交換後 右が交換前
ラジエーター本体の色が明らかに違いますよね。もう25年前の車ですからねーそりゃ劣化しますよ。
新しいラジエーターに交換して見た目もスッキリ安全性もOKになりました。
5,エンジン回転不安定
こちらの現象は、お客さんからの依頼ではなくラジエーター交換後のエア抜き作業中に気付いた事です。冷間始動後から半暖気状態でエンジン回転がガクっ!と下がりしばらくするとまたガクっと不定期に回転が低下します。
この時エンジン上からパチっ、パチ!っ音に合わせて回転低下してました。
もうお分かりかと思いますが、、、「プラグコードがリークしてます」
しかし完全暖気後は症状もなく調子がよくなります。
ユーザーはこの現象に気付いていない様子でした。
現在ではプラグコードを使用している車種も減りましたがこの当時はよくある不具合でした。
プラグコードも基本は4本セットで交換します。劣化具合は同じなので1本だけ交換してもその後次々とダメになりますからね。
高額部品でもないのである程度使用したら調子が悪くなる前に交換しておきたいパーツの一つです。
お客さんと相談したところ「まだまだ長く乗るのでダメな個所は直してください」
と言う事で交換させていただきました。
今回は車検入庫でしたがお客さんが思っている以上に修理費が高額になってしまいましたが「メンテナンス次第でもっと長く乗れますよ」とアドバイスして交換部品にも納得してもらえました。フロントの説明が不十分でしたので私が補足してお話させていただきました。
NAやNBロードスターも古くなりあまり見かけなくなりました。私が免許取った当時は一番欲しかったのがNA6Cのロードスターでした。結局手に入れる事はできませんでしたが✋ 良い車だと思います😊
マツダではロードスター(NA6,NA8)のレストアサービスも実施されているようですね。内容はHPで確認してください。
カスタマイズした車両や錆が多い車両は受付できないそうです(-_-;)
ロードスターの他、FC/FDの復刻パーツの情報も有るので気になる方はマツダHPを覗いてみて下さいね。
旧車乗りの方が悩むのはパーツ供給の問題だと思います。消耗品に関しては割と永く販売されてますがその他のパーツは製造中止となるケースが多いです。車によっては販売から10年ほどで終了してしまう事もあります。長く乗りたかったけど「パーツがないので乗り換えた」なんて話もありますからね。
それに引き換えちょっとびっくりするのがマツダのRX-7のロータリーエンジン、販売終了から実に21年が経過した現在もエンジンをハンドメイドで作り続けているのだそうです👀
通常ではありえない話ですがマツダのロータリーエンジンにかける強い想いと守るべき伝統の志を感じます。あっぱれ!! ですね。
今回は、NB型ロードスターの各部修理についてでした。
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