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ジムニー(JB23W)クラッチ操作時異音修理 クラッチOH


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どうもnobです😊 ブログご覧いただきありがとうございます。

 

クラッチ操作時異音(キー音)

今回の修理車両は、スズキ ジムニーJB23Wです。

走行距離は17万キロほどでクラッチのOH歴はナシです。



現象

冷間時にエンジンを始動してクラッチを踏み込むと「キー」という異音がします。

ある程度走行した後は音が消えます。

「ユーザーよりネット上で同じような症状が出てるの見てみて下さい👀」との事でしたが、、

よくある話ですが異音が発生してるのは、このジムニーであってネット上のジムニーの話ではないです。

ですからお客さんのジムニー実際に見て診断する必要があります。

当たり前の話ですが、ネットの情報だけを鵜呑みにして作業するのは危険です!

もちろん役に立つ情報も沢山ありますが間違った情報もまた多くあります。

 

診断、現車確認

実際にジムニークラッチペダルを少しだけ踏み込むとキーという音が聞こえました。

この異音は、、、整備してる方ならどこに異常があるかは直ぐに分かるはずです。

クラッチ内部に異常が発生してる事は明らかです。

 

故障個所

クラッチの内部を点検するには、トランスミッションを取り外して点検する以外方法はありません。

おそらくレリーズベアリングにガタが出て異音が発生している様子でした。

 

トランスミッション取り外し(クラッチオーバーホール)

17万キロクラッチ交換歴無しと言う事なので最初からクラッチのオーバーホールは前提で診断と同時に見積もりして修理に取り掛かります。

仮にもしレリーズベアリングだけ異常があったにしてもクラッチディスクもそれなりに摩耗してるハズです。

 

 

 

修理内容と必要なパーツ
  1. レリーズベアリング
  2. クラッチディスク
  3. クラッチカバー
  4. パイロットベアリング

以上の4点は、交換が必要になると思われます。

ミッションを脱着するのでミッションオイルも交換になります。

 

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よほどの新車か新しい車じゃない限りクラッチOH時は、内部のパーツをすべて交換する事をお勧めします!

もしクラッチ滑りなどでクラッチディスクのみ交換後にベアリングがダメになって交換しようとするとまたトランスミッションの脱着が必要になり修理費もかさみます。

 

クラッチの使用限度は?

クラッチディスクは、使用しただけ摩耗するパーツです。

半クラッチの操作が多ければそれだけ早く摩耗します。

クラッチの遊びは自動調整と調整式に分かれますが一度滑りが発生すると調整してもダメなケースがほとんどです。

 

一概に何年、何万キロ大丈夫とは言えないパーツになります。

やさしい運転でクラッチ操作が丁寧な運転者なら20万キロ以上持つ場合もあれば、、

常にクラッチペダルの上に足を置いて運転する(半クラッチ状態)などクラッチ操作が不慣れな方は、1万キロも持たないケースもあります。

クラッチが摩耗して来ると繋がるタイミングがペダルの奥から上の方に変化してきます。調整式であれば滑る前に調整すればしばらくは大丈夫になることもあります。

 

使い方次第で交換時期が変化するクラッチですが平均的には5万キロから10万キロと言われています。

私は以前MT車を所有してましたが15万キロ交換無しで使用できました。

車のエンジンパワーや使用環境で使用限度は大きく変わります。

 

クラッチ滑りの症状は?

では実際に「クラッチが滑る」とはどういった状態なのか?

そもそもクラッチは動力伝達機構なのでクラッチディスクが摩耗してすべりが生じるとエンジンの力を100%伝えることができなくなります。

初期症状では、、、

  • クラッチを繋いでもエンジン回転だけが上がりスピードが乗らない!」
  • 「坂道などの負荷がかかる道でスピードが出ないまたは失速する!」

さらに摩耗が進行すると常にクラッチが滑り動力を伝達できず走行不能に陥ります。

 

トランスミッション脱着

 

周辺パーツを取り外してミッションをエンジンより切り離します。

 

丸く見えてる部分がクラッチカバーでこの奥にクラッチディスクがあります。

 

異音の原因(レリーズベアリング)

レリーズベアリングは?と言うと、、、

 

シャフト外周の丸いベアリングがレリーズベアリングです。

茶色く変色してる事からも分かるようにガタが出て錆てます。

手で回転させるとシャーッという音がします💦

正常なベアリングはスムーズに回転します。

このベアリングが異音の原因です。

 

写真下が新品部品です。

 

部品交換

写真上から、パイロットベアリング、レリーズベアリング、クラッチディスク、クラッチカバーになります。

 

 

クラッチディスクの状態は、左写真が装置されていた物です。かなり摩耗してますね。

新しいパーツを組み付けてクラッチオーバーホールの終了となります。

 

クラッチディスクを組みつける際はセンター出しをしないと後にエンジンにトランスミッションを取り付ける際シャフトがなかなか入らない事態に陥ります。

センター出しには以下のような専用工具を使用します。

 

かなりの年代物ですが😅

多分見えないと思いますが工具箱の裏に車名が記載されてますけど👀

マツダ ポーターキャブとか日産 パルサーの文字が、、、これでいつの時代の工具かだいたい察しが付くと思います。

こういったミッションのシャフトの径などは何十年経ってもほとんど変わらないと言う事になりますね(^^;)

 

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現行車種でマニュアルトランスミッションの車ってかなり減りましたよね。

特にコンパクトカーならまだしもミニバンなどはほぼ無いに等しいですし、MT車を購入しようとすると車種がかなり限定されます。

スポーツカーやジムニーのようなオフロード車では今でもマニュアル車を選択できます。

技術が進化してる事もありMTよりATやCVTの方が燃費が良かったり速かったりします。ひと昔前の常識は通用しない世界になってますね(笑)

 

それでもマニュアルトランスミッションを駆使して車を走らせるのは、やっぱり楽しいですよね。(個人の感想です)車種にもよりますよけど😅

自分で車を走らせてる~って実感するのはマニュアル車ならではの感覚かもしれませんね。

 

今回はジムニーJB23W)クラッチ操作時異音修理 クラッチOH」でした

 

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