どうもnobです(^^)
ブレーキパット交換
ブレーキより異音がする!
との事で入庫しました。
ブレーキ点検
原因は、単純にブレーキパッドの摩耗でした!
リア側のブレーキパッドは限界値を超えて残量0ミリ
これだけキレイに使い切った度胸はスゴイ!
危ないので限界を迎える前に交換オススメ
します(・_・;
「いや~危なかったですね! 気づいて良かったですよ!」
こちらのお客さんは、中古で購入してまだ1年で1万キロ以内と
言う事でしたが販売した店舗で中古車整備してなかったのでしょうか?
キャリパーの固着などは見られなかったので購入時点でかなりブレーキパッドが摩耗していたと思われます💦
写真はフロント側
中古車ではよく現状渡しなどありますが販売する以上は現状をある程度把握しておいて欲しいですね。
目に見えない部分は仕方ないですが消耗品くらいはチェックしてくれると良心的かな?と思います。
今回はリアだけじゃなくフロント側もそれなりに摩耗してましたので1台分
ブレーキパッド交換します。
ブレーキフルードも麦茶のような色してますのでこちらも交換ですね💦
何年放置したらこの色になるのかな?
おそらく5年以上は無交換?、、、いやそれ以上でしょうね(-_-;)
リア側のブレーキパットの状態
もう背板の部分しか残ってないですね💦
このぐらい使用すると車種によってはブレーキキャリパーのピストンが
飛び出してしまったり、ブレーキパットが脱落してしまうケースも
あります。
こうなると非常に危険な状態です。
走りだせても止まることは不可能な状態になります。
先日も観光バスが山道でブレーキが利かなくなり山の斜面に
突っ込み横転する重大事故が発生しました。
バスと乗用車ではブレーキの構造は違いますが原理は一緒です。
事故の詳細はまだ解明されてないようですが下りの山道ということなので
ブレーキの使い過ぎによるフェード現象なのでは?と言われてます。
フェード現象とは?
フェードとはブレーキの使い過ぎにより高熱になったパットやライニングが
熱分解されガス化します。
ガス化した摩擦材がブレーキパットとローターの間に入り込み摩擦力が
低減してブレーキが効きにくくなる現象です。
似たようにベーパーロック現象というのがあります。
ベーパロック現象
こちらもブレーキの使い過ぎにより摩擦熱がブレーキフルードに伝わり
ブレーキフルードが沸騰し気泡が発生します。気泡が発生するとブレーキを
踏んだ時の油圧がブレーキフルードに伝わらずブレーキが効かなくなる
現象です。
エアーが噛んだ状態になります。
どちらも坂道の下りで起こるケースが多いでしょう。
特に長い下り坂ではエンジンブレーキを積極的に使用した方が良いと思います。
フットブレーキの使い過ぎで過熱するとブレーキの効きが悪くなりますので
エンジンブレーキを使用してブレーキに負担がかかり過ぎないよう
注意が必要ですね💦
マニュアル車であれば当然の動作だと思いますがオートマティック車や
CVT車などではそもそもエンジンブレーキが効きにくいですよね。
車種にもよると思いますが愛車のビアンテは、長い坂道でセカンドやローに
入れてもぐんぐんスピードが乗ってしまいます💦
それでもエンジンブレーキを使用しないよりはブレーキにかかる負担は
軽減できると思われます。
ブレーキメンテナンスの重要性
エンジンは調子悪ければ走れませんが
ブレーキは壊れると停止できません!!
ブレーキが利かなくなればその先の衝突は免れません。
自動車にしろバイクにしろブレーキは重要部品なので定期的なメンテナンス
で安全に使用できるようにするのもユーザーの役目ですよね。
その為には信頼できる修理工場にメンテナンスを依頼してきちんと
点検してもらいましょう。
ブレーキフルードの点検
またブレーキフルードも正常な状態では飴色ですが劣化すると茶色く変色
します。
劣化したブレーキフルードでは空気中の水分を吸収して沸点が
下がり先ほど書いたベーパロック現象を起こす確率が上がってしまいます。
ブレーキフルードの点検はだいたいボッネットを開けると確認できますので
液量と色のチェックをすると良いと思います。
ブレーキフルードは高いものじゃないので車検ごとに交換しても
良いんじゃないかなと私は考えてます。
やはり不安材料は取り除きたいですからね(;^_^A
劣化したブレーキフルードを新品に交換するとブレーキフィーリングも
カチッとした感じになり安心感を得られると思います😊
整備する人間として整備不良による事故だけは絶対に避けたいと考えます。
同じくユーザーにもメンテナンスの必要性を伝える責務があると思います。
今回はフォード エクスプローラーのブレーキパット交換でした。
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