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アクティ エンジン不調?
今回の車両は、HH6型のホンダのアクティーバンになります。
お客さんからのご依頼事項は、、、
「朝一、会社を出てしばらく走るとエンジン回転が4000rpmくらいでウォンウォン鳴る、3速以上変速しない」
という症状でした。
また20分くらい走ると症状は収まり通常の状態に戻ると言う事でした。
エンジンコントロールユニット診断
現在の車は、まず初めに診断機を接続してエラーコードの入力がないか点検しておくことが早い解決になると思います。
故障コードは、ナシ。
入力系のセンサーの数値も特に異常な値は発見されず。
走行テスト
冷間始動後すぐに走りだし気づきました。まず「3速以上変速しない」と言うのは水温が低いので4速に上がらないだけでした。
通常走行ではお客さんが言う現象は確認できませんでしたが登坂路で症状が出ました。
アクセルを半分以上踏み込んだ高負荷の状態で加速すると4000~5000rpmで「ウォンウォンウォンっ」とエンジン回転が上昇しません。
真っ先に浮かんだのは点火系の異常でした。
しかし症状が発生してからしばらく走ると症状は消え高回転までスムーズにエンジン回転が上昇します。
各部点検
10万キロ以上走行した車両なのでイグニッションコイル、スパークプラグをすべて交換しました。再度走行してみるも同じ現象が発生します💦
コイルとプラグは予防整備も兼ねての交換なのでどちらにしても交換が必要なタイミングでした。
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エンジンルームをよく見るとエンジンのアース線が切れかかってました。ま~切れてる訳じゃないので交換して直る保証はありませんでしたがどちらにしても交換が必要なくらい劣化していたのでこちらも2本交換しました。
ちなみにアース線が断線すると始動不良になることもあります。
アース線の交換後も直らずNG!!
そしてふと過去に同じ症状のアクティを修理したときの事を思い出しました。
急にエンジンが吹けなくなるようなこの症状🤔
カムアングルセンサー⁈の異常
過去に同じ症状で修理した時は、すべて温間時しかも夏場の暑い時期が多い印象でした。ですからカムアングルセンサーやクランクアングルセンサーは温間時に症状が出る! と思い込んでました。
結果から申しますとカムアングルセンサーの異常でした。
思い込みで診断してはいけない!とは常に考えてますが長年整備をしてるとつい勘や経験で結果を出してしまう事があります。
今回の車両も実はカムアングルセンサーの交換は2回目です。
しかも交換してからまだ2万キロしか走行してません。もうこうなるとセンサーの異常は最初から除外してました💦
なんなんでしょう?部品のあたりが悪かった!とでも言うのかな?
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カムアングルセンサーのハーネスやカプラーに異常はなく正常でした。
今までの経験上では珍しいですが冷間時にだけ発生するカムアングルセンサーの故障でした。発生するタイミングは冷間始動後から半暖気(エンジンが完全に温まる前)までの間でした。
カムアングルセンサー自体はアクティやバモスで共通なので同様の故障が起きる可能性があるかもしれませんね。
カムアングルセンサー交換
カム角センサーを外してから写真撮りました(;^_^A
カプラーの先にセンサーが付きます。
※余談ですがタイミングベルト交換時にセンサーが付くエンジンマウントを取り外しますがこの時にカムアングルセンサーも同時交換をおススメします。
タイミングベルト交換した後に不調となるケースが多いです。
交換したセンサーは下の写真になります。
純正部品番号 37840-PFBー006 カムシャフトアングルセンサー
社外品もありますが純正部品を使用しました。
交換後のテスト走行
ちょっと不安を抱きながら冷間始動後すぐに走りだします。
工場を出てすぐの直線で全開にしてみるとエンジン回転はスムーズに上昇します。
次に症状の発生した登坂路も走行してみましたが力強く加速して症状は出ませんでした。症状自体は冷間時に必ず発生していたのでこれで症状が出ないと言う事は直った!
と言う事になりますね。
今の時期はタイヤ交換作業で忙しく車検整備も多く入庫してるのでなかなか診断する時間がなかったのですが無事に修理を終える事ができて良かったです。
この記事がお役に立っていただければ幸いです😄
今回は、「アクティ HH6 エンジン吹けなくなる?冷間時、加速不良」でした。
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