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アルファード MNH15 加速不良 エアフローメーター異常?


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どうもnobです(^^)

 

加速不良

トヨタ アルファード MNH15 平成19年式

V6 3Lエンジン

現象

発進加速不良

信号待ちで交差点から発進する際アクセスを踏んでも一呼吸置いて発進するのでもたつく!

長い坂道を登るとチェックランプが点灯する。

空ふかしでアクセルを踏んでも回転がついてこないと言った症状です。

 

原因は?

まず外部診断機により故障コードの確認をしました。DTCコードはP0171とP0174の二つでした。

どちらもO2センサーのリーン異常。

長年の経験から症状の出かたから言うとエアフローセンサーの異常が疑われます。

O2センサーの単体点検をしましたが明らかな異常数値は見られません💦

V型エンジンの為左右のエキマニに1個ずつ付いてます。

 




[NTK O2センサー]アルファードG/V MNH15W H17.4までEXマニ左側用

 

エアフローセンサー単体点検の結果抵抗値のズレが見受けられた事とデータモニターの数値からエアーフローセンサーが怪しいと判断して交換する事になりました。

この段階では絶対に直る保証はありませんでした。



エアフローセンサー交換

交換は、ビス2本とカプラーを外せば交換できます。

部品の価格がやや高めで18000円くらい。



 

 

今回はトヨタ純正部品を使用しましたがネット検索すると安い互換パーツもあるようですね。

エアフローセンサー交換後の調子

交換直後エンジンを始動して空ふかしすると明らかにレスポンスが良くなりました。アクセルの動きにリニアに回転が上昇します!

走行テストをした結果は良好で加速のもたつきも解消しました。またエンジン警告灯も点灯する事なく修理は完了しました。

 

O2センサー系の故障コードが出た際は、単純にセンサーの故障と判断できない事があります。

リーン異常では以下のような原因が考えられます。

  • 燃料系
  • 点火系
  • ECU
  • O2センサー
  • エアフローセンサー
  • 2次エアーの吸い込み
  • 排気漏れ

故障コードが出たからといって安易にセンサーを交換しても改善できない事もあるので注意が必要です!

今回の様に数値で異常値が発見できれば良いですがよく点検しないと分からない部分もあります。整備書とデーターモニターをにらめっこしながら注意深く観察することも大事ですね💦

点火系の故障コードでもイグニッションコイルのコードが出てても実はスパークプラグがダメだった!事もあります。

故障探求は時に難解な事例もありますが一つ一つ点検すれば何かヒントが見えてくると思います。難しいトラブルシュートほど直った時の喜びはひとしおです😁

 

町工場であれば困ったときは電装屋さんやディーラーへ修理をお願いする事も出来ますがディーラーでは何が何でも修理完了しないといけないのでプレッシャーがあります。私もディーラー勤めの時は、難解な修理で原因が分からないと眠れない日々を過ごした事もあります(;^_^A

 

過去の変わった修理事例

過去の変わった修理事例として車種は言えませんが紹介します。

M社 OOV (仮名)V6 2500ccエンジン車

現象   加速不良 シフトダウンしない

走行中登坂路などで大きくアクセルを踏み込んでもキックダウンしないので加速しないという症状でした。

通常走行では変速も正常でエンジンの調子も悪くない。

結論から言うと原因はプラグコードでした。

負荷がかかった時コードからのノイズで周辺にあった車速信号線へ誤信号を送り加速不良(キックダウンしない)が起きてました。

 

データーモニターしながら走行すると車速信号が実際の車速より速く出力してました。

高速走行と判断したPCMは大きくアクセルを踏み込んでもキックダウンしない判定をします。車速が上がり過ぎる原因として初めに点検した個所はもちろん車速センサーでした。車速センサーも車輪速センサーどちらも異常はありませんでした。

配線図とにらめっこしながら悩んでいるとATから出てる車速センサーのハーネスがエンジンの上を通ってることに気付きました。そして停車中に空吹かしするとスピードメーターこそ動かないけどデーターモニター上ではPCMに車速信号が入力されてました。

これは??と思い試しにエンジン上の車速信号のハーネスをアルミで保護したところ誤信号の入力が止まりました。試しに走行するとキックダウンもするし正常な加速をするようになりました。ただこれで直ったとは言えないですよね。

原因は、車速センサーのハーネス下を通るプラグコードのリーク(漏電)でした💦

この原因が分かるまでに何日もかかり焦った記憶があります。

通常プラグコードがリークするとエンジン不調などの症状が有るので分かりやすいんですけどこの車両に関しては明らかな不調もなく原因究明が遅れました。結果としてプラグコード6本セットを交換する事により完全に直りました😊

またこの時代のⅯ社は海外製のエンジンを使用していたこともあり原因を掴むまでに時間を要しました。整備書も非常に解りづらくすごく分厚い本で一つ調べるのも一苦労でした。ほんの一例ですが参考になれば幸いです。

 

現在では整備書も本ではなく電子化されてPCで閲覧できるようになり便利になりましたね。調べたい箇所がすぐに検索できるのでトラブルシュートの時間短縮になります。

 

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