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どうもnobです😊 ブログご覧いただきありがとうございます。
スズキ スイフトZC72型の修理記録です。
エンジン始動不能
エンジンがかからない!という事で入庫しました。
症状
「エンジンのスタートスイッチを押してもセルモーターが回らない。」という話でしたが何度やっても普通にエンジン始動できる状態でした。
バッテリー電圧も正常でした。
外部診断機で故障コードを読み取るとステアリングロック内部異常を出力してました。
念の為近場を試運転してからエンジンを一旦止めて再始動してみると症状がでました💦
お客様の言う通りスタートスイッチを押してもセルモーターが回らずエンジン始動できませんでした。またこの時ハンドルロックも解除できなかったのでステアリングロックで間違いないだろう⁈と思ってしまいました。
ここで本来ならセルモーターの点検をするべきでしたが膨大なタイヤ交換作業に追われて点検を省略してしまいました。
ステアリングロックの異常と出てるので間違いないだろう!と判断してしまったのです。
結論から言うとセルモーターが時々回らなくなる事が原因でした。
ステアリングロックも不具合が起きていた可能性も高いですが、、、
ステアリングロック交換
ステアリング奥のコラムカバーを取り外してステアリングロックにアクセスします。
ステアリングロックは、ボルト2本で取り付けられていますがこのボルトを取り外すのが少々厄介です(・・;)
というのは、新品のボルトは12ミリのボルトになってますが最後頭の部分を捻じ切って締め付けられています。
要は、ボルトの頭が皿状になっていて普通のレンチで回すことができません💦
丸い皿のようになってるのが取付ボルトです。レンチ類の工具は使用できません!
ではどうやって取り外すのか?
ボンチを使用してハンマー🔨で叩いて地道に取り外します。
最初自分のポンチで作業してましたが一向に緩む気配がない為諦めて同僚の工具を借りました。
ボルト頭に丸い傷が付いてますがポンチで叩いた痕です。
スナップオンのポンチを使用したら数発叩いただけで緩める事ができました。
やはり良い工具は違いますねー🪛
欲しくなりました(笑)
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スナップオンはお高いので上の超硬センターポンチでも良いかな~と思ってます。
使用頻度は低いですが、いざと言うときに便利なんですよね💦
お陰でスムーズにボルト2本を取り外して交換する事ができました。
先ほど言ってたボルトがコレです! 下の写真⇓
新品ボルトは、12ミリのボルト状になってます。
しっかり締め付けて最後はポッキリ頭を折ります。
ボルトを折るなんて、、整備士としては多少の罪悪感はありますが、、、(^^;)
これは、何のためにこのようにする必要があるのか?
それは盗難防止です! これを簡単に外すことができたらハンドルロックが解除され車を動かすことが可能になります。そんな事をせずとも盗めるって?、、、それは車泥棒にやり方を聞いてください💦
ステアリングロック交換後始動できる?
これでエンジン始動できるはず!!
と思いきや、、、スタートスイッチを押しても車内は静まり帰ってます💦
えっ!!うそやろ? ウソではありません!!
もう一度診断機で故障コードを読み取るとエラーコードは出力されません。
これが原因の一つであったことは間違いなさそうですが、、、
慌ててセルモーターの点検をしました。
最初にやっとけよ!って話ですけど✋
セルモーター(スターター)点検
セルスターター/スターターモーターの略なのでどちらも同じ部品です。
日本語で言うと「起動電動機」です。日本語って難しいですね(;^_^A
セルモーターまでの電気信号は来てるのでもうセルモーター本体に不具合でほぼ確定ですが一応単体点検もしました。
結果はピニオンは飛び出すもののモーターが回転しません💦
セルモーターのオーバーホールまたは交換が必要です。
セルモーター(リビルト品)交換
セルモーターは、純正部品ではなく社外品のリビルト製品を使用しました。
リビルト品は、再生部品です。ダメになったセルモーター(コア)を返却する条件付きで価格が安くなります。
調べてはないですが純正パーツの場合5万くらいはするかも?しれないですね。社外品と比較すると純正パーツは、高額なのです。
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セルモーターの取付け自体は、ボルト2本ですがマグネットスイッチのカプラーとB端子も取り外します。B端子は、バッテリー電圧がかかってるのでバッテリーのマイナス端子を取り外してから作業します。
セルモーター下側のボルトは運転席側から、上のボルトは助手席側から取り付けられていました。
上も下もアクセスし難い状況で作業性は良いとは言えません💦
なんとか交換も終わりエンジン始動してみます。
スタートスイッチを押すと、、、
キュルキュルキュルッ ブーン!!
無事にエンジンが始動しました😅
ここまで部品の入荷も合わせて1週間近く入院してました。
修理費用も高くつきましたが、これで正常な状態になりました。
こちらの車は、車検もまだ残ってるのでそう簡単に手放す気にはならなかった様です。
走行距離は10万キロを少し超えたところでした。
まだまだ現役で走れると思います。
今回の記事がお役に立てれば幸いです。
「スイフト ZC72 エンジン始動不能 ステアリングロックとセルモーター交換」でした。
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