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リヤデフオイル漏れ
リヤブレーキ周りの点検の際にオイル漏れを発見しました。
今回の車両は、スズキ ワゴンR スティングレー4WD車です。
MH34Sだったと思います。
漏れていたオイルは、ブレーキフルードではなくデフオイルでした。
症状
デフオイル漏れ初期の段階では、漏れ出したデフオイルがドラムブレーキ内に留まるので外見上は分かりませんが、酷くなると外側にも漏れ出してきます。
デフオイルは、粘度が高いので汚れと混ざってグリスのように見える事もあります👀
リヤ左ホイールにオイルが付着していたので直ぐに気付きました。
リヤデフオイルが漏れて、はみ出したオイルがブレーキドラムに付着してそれが走行中の回転で飛び散りホイールが汚れます💦
デフオイルが漏れるとどうなる?
漏れたデフオイルがブレーキライニングにも付着すると制動力も落ちます。
つまりブレーキの効きが極端に悪くなります。またデフオイルの量が少なくなるとデファレンシャル自体にも損傷を与える事になります。
危険な状態なので発見した際は、早急に修理が必要ですね。
修理方法
デフオイル漏れの具合により変わりますがデフオイルシールの交換は必須です。
漏れたオイルがブレーキシューに付着していればブレーキシューも交換が必要になります。オイルシール交換時にハブを取り外しますが車種によってはハブベアリングも同時に交換する事があります。
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■交換部品■
- リヤハブオイルシール
- オイルシールプロテクター
- リヤハブベアリング
- センサーローター
- カラー
- デフオイル
上記は、今回交換した部品になります。
デフのオイル漏れだけならオイルシールのみの交換で良いかもしれませんね。
今回は、ベアリングにも異常があったので交換しました。
リヤハブオイルシール交換
ブレーキシューを取り外してバックプレートの取付ボルト4本を取り外します。
バックプレートごと取り外すのでブレーキラインもカットします。
ブレーキシューは、幸いにもオイルの付着がほとんど無かったので再使用します。
スライディングハンマーでリヤアクスルシャフトを引っこ抜きます💦
割と簡単に外れてきました。
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スライディングハンマーとは、上のような専用工具です。
アクスルシャフトを取り外すとオイルシールが見えます👀
奥の方にチラッと見えるのがオイルシールです。
オイルシールの交換を済ませて問題のベアリングを取り外していきます。
専用工具がないのでサンダーで切れ込みを入れてから叩いて外しました。
ぐちゃぐちゃになってるのがセンサーローターでベアリングは手前側になります。
最初は、ハンマーでぶっ叩いてましたがびくともしなので(;^_^A
アストロのエアーハンマーを使用しました。これ安かったけど意外に使えます😁
ここまでベアリングを取り外す様子でした。ベアリングさえ取り外しできたら終わったようなものです。
後は元通りに組みつけて終わりとなります。
組付けは、油圧プレスを使用しました。
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アストロじゃなくてもネットで安いエアーハンマーはありますね。アストロは、店舗があるので欲しい時にすぐ購入できるのが強みです。
デフオイル漏れ サービスキャンペーン(スズキ)
サービスキャンペーン(無償修理)の情報も出ています。
車体番号で対象車種か確認できます。対象車であれば無償修理を受けることができます。
以下スズキのHPより
各自動車メーカーではリコール、改善対策、サービスキャンペーンなどの情報を見ることができます。対象車検索で自分の車が対象なのか?を確認できます。
以下は。スズキの対象車両検索のページです。
整備で使用する保護具 グローブ
オイル系の作業をするときは、軍手だとすぐにベタベタになるのでニトリルグローブを装着してます。
薄いゴムの手袋です。医療現場などでも白い薄いゴム手袋してますよね。あんな感じです。
今回使用したのは、「エステー プロメカニックグローブ ニトリル合成ゴム」という商品です。これは、白いタイプに比べて強度があり破れにくいので良いです!
グローブ表面にツブツブが付いてるのでグリップ感も良いです。
安いニトリルグローブは、装着時に破れる事もしばしばあります(^^;)
でもこれは大丈夫です。
50組で1800円くらいするので安いものと比較すると倍以上の値段かもしれないですね。
それでも耐久性があるので1日中使うことができるのでコスパは良いと思います。
最初に書きましたが、安価なものは1日で2~3回付け替える事もあったのでどちらが良いのか考え物です。
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エステーPROメカニックグローブ 50枚入り
下の商品は、エステーと比較すると安くて多い枚数が入ってます。
使い捨てなのでグリス系の作業時などには良いかもしれませんね。
グリスが付くと再使用できないので1回で捨ててしまうからです。こんな時は、耐久性より枚数があると助かりますますね。
コスパ感覚は人それぞれですがすぐに使い捨てるか、1枚を長く使うか?によって変わってくるでしょうね。プロメカニックグローブは、1枚で長く使えます。
ニトリルグローブは、保護具と言うより手が汚れないようにする役割が大きいです。
ニトリル合成ゴムは、耐油性に優れている為、汚れ作業にはもってこいの商品です。
油脂類から手を保護するのでやはり保護具ですね(;^_^A
一方で怪我の防止目的であれば、布や革製のグローブが良いと思います。
下の商品なんかカッコイイ感じで割と安いので良さそうだな~と個人的に思いました。
保護具は、使用目的に応じて使い分ける事も大切ですよね。
下は半年ほど前に購入したグローブです。
今は、タイヤ交換時期なのでこのグローブを装着して頑張ってます💪
個人的には、素手で作業する事が多いのですが素手だと当然汚れます。
必然的に手を洗う回数も増えます。特に冬場は、手が荒れます✋
ですから、やはり作業時はグローブを装着した方が体の負担も軽減できると言う事です。
安全作業の為に保護具は、装着するように心がけたいです。
今回は、「ワゴンRスティングレーのリヤデフオイル漏れ修理」でした。
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