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ハイエース タイミングベルト交換
言わずと知れたトヨタのハイエース。相変わらずの人気で中古車市場でも常に高値で取引されてます。海外でも人気の理由は、やはり壊れにくく耐久性が良いからでしょう。
今回の車両は、3000ccのディーゼルエンジンを搭載した車両です。
24年式 KDH206V。
エンジン型式は、1KD。
タイミングベルトは、10万キロ走行毎に交換が必要です。
当車両は、30万キロ超えなので3回目のタイミングベルト交換になります。
交換部品と 部品代
- タイミングベルト
- テンショナーベアリング
- オートテンショナー
以上の3点になります。
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部品代は、アフターパーツを使うか純正を使うかで変わってきます。
ハイエースであれば社外品が数多く販売されてますので、個人的には純正にこだわる必要はないのかな?と思います。
金額的にも純正品より社外品の方が安く設定されている事が多いです。
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標準作業時間
これは、中級のメカニックが作業した時の作業時間です。あくまでも標準です。
タイミングベルト交換 1.0H(1時間)
となっていますが、、、、
新人のメカニックならもう少し時間が長くなるでしょう。逆に熟練者なら30分もかからず交換することができると思います。
上記は、タイミングベルトのみ交換の作業時間なので付帯作業があれば追加になります。例えばファンベルトやウォーターポンプ交換など同時に作業するとその分時間は増えていきます。
もう一つ伝えると、熟練者が30分でタイミングベルトの交換が終わったからと言っても工賃は半額にはなりません💦 逆に新米の整備士が3時間ほど作業時間がかかったとしても1時間の工賃しか頂きません。それが標準作業時間の意味です。
作業工賃
工賃は、レバレート×標準作業時間です。※レバレートは1時間当たりの料金。
仮にレバレートが1万円の修理工場では、工賃は10000円です。
レバレートが8000円の修理工場では、工賃は8000円です。
ディーラーや修理工場によりレバレートはまちまちなので見積もりは修理に出す工場へ問い合わせてみて下さい。
先程の書きましたが、タイミングベルトの他ウォーターポンプなども同時交換になれば工賃も加算され高額になっていきます。
タイミングベルト交換
200系ハイエースのタイミングベルト交換は、簡単です。
噴射ポンプとカムシャフト2か所だけなのでクランクプーリーなど取り外す必要はありません!
タイミングベルトカバーを取り外してベルトにアクセスします。
ハイエースの場合、ベルトカバーが外れたらほぼ作業が終わったようなものです😁
ベルトカバーはボルト5本くらいで取り付けられてるだけです。カバー周辺のハーネスやホース類が多少邪魔をするので必要に応じて周辺パーツを取り外してカバーの脱着を容易にします。
タイミングベルトを取り外す前にカムシャフトプーリーとポンプ側の合いマークを合わせておきます。
何も考えずタイミングベルトを取り外すとあとで大変な目に遭います💦
テンショナープーリーとオートテンショナーを取り外してタイミングベルトを交換します。
上がカムプーリーでしたがポンププーリーです。
左がオートテンショナー 右がアイドラプーリーです。
タイミングベルトを取り付けてアイドラプーリーとオートテンショナーを取り付けます。すべて組みつけてからオートテンショナーのピンを引き抜いてベルトにテンションを掛けます。
組付けが終わったらクランクプーリーを2回転させて合いマークの位置がそれぞれ合っている事を確認します。
ベルトズレがなければコレで終了です!
万が一、一コマでもずれていればタイミングベルトを取り外してやり直しです。
オートテンショナーは、押し縮めて新品の部品に付いてたピンを利用して縮めた状態を維持します。再使用する時はこのようにします。
今回は、コマズレもなく組付けできたのでこれでタイミングベルト交換は終了です。
タイミングベルト警告灯リセット方法
タイミングベルト交換が終わり作業は終了しましたがもう一つ忘れてはいけないのがタイミングベルト警告灯のリセットです。
今回の車両は、交換時期がずれていたので警告灯はまだ点灯していませんでした。
リセット方法
- IG ONにする
- ODO/TRIP切り替えスイッチを押し、ODO/TRIP表示をTRIP BにしてIG OFFにする。
- ODO/TRIPスイッチを押しながらIG ONにするとT-BELTウォーニングランプが点滅するのでそのまま5秒間保持する。
- 5秒経過したところでODO/TRIP切り替えスイッチを離し、再度5秒以内にODO/TRIP切り替えスイッチを押す。
- タイミングベルトモード移行して初期設定の10万キロが表示される。
- ODO/TRIP切り替えスイッチを押して交換設定距離を書き換える。
- ODO/TRIP切り替えスイッチを押すたびに1万キロ増えて20万キロで元に戻る
- 設定後ODO/TRIP切り替えスイッチを押したまま5秒間保持した後離す
- TRIP Bに表示が戻りT-BELTランプが消灯していれば終了です。
T-BELTランプが点灯していなくてもこの方法は有効です。
例えば9万キロでタイミングベルト交換をしてその後10万キロになってT-BELTランプが点灯したら「この前タイミングベルト交換したばかりなのに!」と言う事態になります。ユーザーに迷惑をかけないよう再設定は忘れないようにしています💦
これですべての作業が終わりました。
フューエルフィルター交換
続いてフューエルフィルターの交換です。
調子が悪い訳ではなく予防整備になります。
フューエルフィルターの交換時期は、5~6万キロに一度が理想だと思います。
実際は、今回の様に10万キロ走行後に交換が多い印象です。
調子が悪くなる前に交換をおススメします。
いきなり取り外した状態ですが💦
フューエルフィルターは、バッテリー横に取り付けられています。
本体の取り外しは、スライドして上方向にぐいぐい引き抜きます。
樹脂製なので工具で抉ったりすると破損する事があるので力を入れすぎないよう注意して取り外しましょう。
カプラー2つと燃料ホース2本外して本体を車体から切り離します。
本体が外れたら、ギザギザになったところを左回転で緩める方向に回します。
※ここで注意ですが外す前に、閉まっていた箇所を記憶した方が良いです。
ケース部分に▲のマークがあるので外す前によく見てみて下さい。
締め方が弱く最後まで締め付けないと燃料漏れの原因になります。
過去に一度これで失敗してます💦
ケースの蓋が緩んだらボディーを固定して上部を上に引き抜きます。
するとフューエルフィルターが見えます👀
この作業中は手が軽油だらけで写真撮れませんでした、ごめんなさい🙇
新しいフューエルフィルターに交換します。
フューエルフィルターの状態
おそらく前回交換から10万キロくらい走行してます。
右の新品フィルターと比較すると汚れは一目瞭然ですよね💦
真っ黒です!!
フィルターとOリングを交換して元通りに組みつけます。
最後にエア抜きの為プライミングポンプを硬くなるまで何回か押した後、エンジン始動します。
使用パーツ
純正部品番号 23390-0L010
フューエルフィルターは、サードパーティの部品が沢山出てますので2000円前後で購入できると思います。
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フューエルフィルター警告灯リセット
フューエルフィルター/水分離器水位警告灯
下記一覧の(右列の上から3番目)警告灯が点灯している場合は、リセットが必要です。
フューエルフィルター警告灯リセット方法
フィルターボディー上部のバキュームスイッチのカプラーを外した状態でキーONにします。その後60秒以内にカプラーを接続すればリセットが完了します。
これで警告灯は消えるはずです。
運転者にとってはメーターディスプレー上で確認出来て便利ですが、修理する側にとってはリセットやら初期化とか学習とか付帯作業が増えて手間がかかります(;^_^A
なんでも情報を知ってないと修理しにくい時代ですね。
昔の車なら機械式のセジメンターなのでこのような作業もなくフィルター交換とエア抜きだけで作業完了でした。ただしエア抜き作業は、現代の車より手間がかかったので同じことでしょうかね(^^;)
今日は、クリスマスイブ🎄なので仕事は、ほどほどにして家族でクリスマス会でもしますかな🤭
🎄Merry Christmas!🎄
今回は「ハイエース(KDH206V) 3回目のタイミングベルト交換 フューエルフィルター交換」でした。
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