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走行時のうなり音
今回は、スバル フォレスターの異音修理について書いてみます。
修理車両は、平成28年式 DBA-SJ5です。
総走行距離は、8万キロほどになります。
同乗異音確認
お客様と一緒に同乗して異音の確認から始めます。これが無いと修理が始められません!
異音修理の場合どのような音が気になっているのか?お客様とメカニックで一致してないと修理が進みません! 当たり前の事ですが重要な事です。
お客様と同乗確認せずにお話だけ聞いて作業を進めると見当違いの修理をしてしまったりお客様が気になってる異音とメカニックが異常だと思った異音が食い違ってる!なんてこともあります。
同乗して確認させて頂いたところ40キロを超えるとうなり音がなり出します。
最初は、路面状態が悪く異音が聞こえない状況でしたがキレイな舗装道路を走行した際にロードノイズとは違う唸り音が聞こえました。
異音は後方から鳴ってるように聞こえました。
異音診断
車両をリフトアップしてタイヤを空転させてみました。
手でタイヤを回しただけのスピードでは異音の確認ができませんでした。
次にエンジンを始動してDレンジで60キロくらいまでスピードを上げてみます。
ところがアイサイトが邪魔をして20キロくらいで勝手にブレーキがかかってしまいます💦
ゆっくりゆっくりスピードを上げていくとなんとか60キロまで出せました。
下からハブ周辺の異音を聴診器で診断します。
お医者さんが使用するモノとは少々形状は異なりますが同じような物です。
人間に使用する聴診器は先が平べったく丸い形ですが自動車に使用する聴診器は先が細長い棒状になってます。
下のような工具です。サウンドスコープとも言います。
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私が整備士を始めた頃は、長いドライバーを診断個所に当てて異音を確認してました。
サウンドスコープと原理は同じですが、ドライバーは異音が聞こえにくいです。
サウンドスコープを所有してない場合はドライバーで代用する事も可能です。
聞きたい箇所に聴診器を当てると、、、👂
前輪の左右ハブベアリング周辺は、「サーっ」て感じで静かで正常だと分かります。
続いて後方のハブ周辺に当てると、、、
「ウォーン」とか「ゴーッ」と言う音が聞こえました。
明らかに前輪では聞こえなかった異常な音が発生してました。
まだ軽度なのでよく聞くと分かるレベルです。
診断結果
後輪左右のハブベアリングに原因がある事が分かりました。
タイヤを上下左右に揺さぶってもガタつきはありませんでした。
修理方法
リヤ側のハブベアリング左右を交換する必要があります。
ハブベアリングは、ハブ一体構造となっておりベアリングのみの交換はできません。
リヤハブベアリング交換費用
作業工数は両側で1.4h
レバレートが8000円だとすると工賃は11200円になります。
部品代は純正品で片側12000円ほどです。
合計金額はリヤハブ左右交換で35000円くらいです。
修理工場により金額は変動しますが平均すると4万円ほどの修理金額になりそうです。
今回は左右交換でしたので片側のみ交換の場合は、2万円前後になると思います。
リヤハブベアリング交換
リフトアップしてタイヤを取り外します。
ブレーキキャリパーとブレーキロータを取り外します。
ABSのスピードセンサーがどうなってるかわからないので一応取り外しました。
車によってはABSセンサーを取り外しておかないとハブに引っ掛かって破損する場合があります。
バフベアリングはハブ一式になります。下記のような部品です。
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使用する部品は、ハブベアリングとロックナットが2個ずつです。
裏側からボルト4本で取付されてます。
ボルトとロックナットを取り外すとハブが外れてきます。
サイドブレーキシューは分解しなくてもバックプレートごと取り外すことができました。
取り外した部品は、かなり錆びてました(゚Д゚;)
ベアリング取り付け部分の錆も簡単に清掃しておきました。
新しい部品に交換して組み付けていきます。
完成点検、異音確認
全ての作業が終わったら「はいお終い!」ではなく本当に異音が消えているか確認が必要です。
走行テストをしてある程度のスピードを出して確認したところ異常な音は無く静かで快適になりました😊
今回の異音は、ハブベアリングの異音でしたが音の大きさはごく小さなもので言われてみなければ分からないレベルでした。
ですが毎日使用してる車だからこそいち早く異音に気付けたのだと思います。
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気になる異音が出たら修理工場へ!
自動車の異音の場合は、音の種類によって様々です。
どんな音がどこから鳴っているか?により原因が違います。
放って置いても大丈夫なものからすぐに修理しないと危険な音まで色々です。
今回の異音に関しては、気付かず放置してると異音はだんだんと大きくなりその内にハブにガタが出るようになります。
これも放置するとハブベアリングが焼き付き車輪がロックしたり最悪の場合タイヤごと脱落する事もあります。
決して大袈裟に言ってるのではなく事実です。
ハブにグリスが入ってるトラックの場合、ベアリングが損傷して過熱され車両火災に至るケースもあるんです。
実際はそこまでひどくなる前に異常音が大きくなり気付くと思いますがトラックやバスなどは車自体が大きいので異音が聞こえない為、重大な故障になって初めて気づくケースも多々あります。
いつもの違う!異常な音が聞こえたら迷わず修理工場へ持ち込み診断してもらいましょう! 異常がなければ安心して使用できますからね😁
今回は、「フォレスターSJ5 走行時うなり音、 異音修理 リヤハブベアリング交換」でした。
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